レコードの針を落とした瞬間

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The Beatles解散後、メンバーが最初にリリースしたアルバムは何?!

どうもリョウスケです。

 

The Beatles解散後、メンバーが最初にソロとしてリリースしたアルバムについて紹介します。

 

The Beatlesについて語られることは現代でもよくあります。しかし、The Beatlesが解散した後についてはみんながみんな知っている話ではありません(当時は大注目されていたみたいですが)。

 

当時はメンバー4人ともそれぞれの思いがあったと思いますが、それが解散後初のソロアルバムにどのように表れていたのでしょうか。ひとりひとり見ていきましょう。

 

ジョンレノン / John Lennon/Plastic Ono Band(1970)

ジョンの本格的ソロ作品第一弾。The Beatles時代にもソロ作品は出していましたが、本腰を入れたのはこの作品から。

 

「motherrrr !」と始まるこのアルバムは、当時のジョンの心のありさまを描いているといっても過言ではありません。

 

オノヨーコとの活動が理解されない苛立ちや格差社会への疑問、The Beatles解散のための心情等、自分の感情を時には叫び、時には語っています。

 

このアルバムからジョンは他のメンバーとは次元の違う音楽を確立していくようになります。

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終始弾かれているギターのトレモロが気持ちいい!

 

ポールマッカートニー / McCartney(1970)

ソロ作第一弾。The Beatlesの楽曲とは打って変わり、落ち着いた曲が多い印象を受けます。

 

The Beatles脱退を苦悩して決断し、新たな第一歩として作られたこのアルバム。

 

当時のことを思って聴くと、昔の自分と決別したかのように吹っ切れた作品にも思えます。 

 

ほとんどの楽曲を自らが演奏し、自宅でレコーディングしたみたいですね。

 

マルチプレイヤーの実力、才能を存分に味わうことのできるアルバムです。

 

他3人の中で一番聴きやすいアルバムかと思います。一つ一つの楽曲時間が短い(!)

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ジョージハリスン / All Things Must Pass(1970)

初のソロロックアルバム。このアルバムは、とても勢いがあり、The Beatlesの時のジョージとは思えないリーダーシップ感を発揮したアルバムに仕上がっています。

 

リンゴやデレク&ドミノスのゲイリーブルッカー、ジンジャーベイカーらイギリスのロックスターが参加したにもかかわらず、ブレずに中心にい続けるジョージはバンド時代と比べ一皮むけたよう。 

 

当時、商業的にもとても成功したようで、他3人の中で一番成功したアルバムでした。

 

本アルバム収録のMy sweet roadは世界的にバカ売れしたみたいです。

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出だしのスライドギターはジョージでなければ出せないトーンで、聴いていて涙が出そうなくらい美しいですね。

 

ちなみに自分はThe Beatlesの中でジョージ推しです(今回紹介したアルバムでも一番聴くのはジョージのこのアルバム)。シンプルにカッコいいですもの。

 

リンゴスター / Beaucoups of Blues(1970)

 The Beatles解散後のリンゴのソロ作。本当はアルバム「Ringo Starr」を紹介したかったが、The Beatles解散後の初アルバムということでこちらを紹介します。

 

こちらはカントリーなアルバムとなっていまして、もうこれは商業的とか関係なく、リンゴが好きなことをやった結果このアルバムが生まれたのでしょう。

 

本アルバムでリンゴは作曲をしていませんが、とても伸び伸びと歌っていることが感じられます。

 

変なプレッシャーなどを感じずに歌うことに徹したのでしょうか。

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リンゴは最後までThe Beatles全メンバーと親交があったようで、中立的な立場だったのではないでしょうか。

 

アルバム「Ringo Starr」のボーナストラック?で「また4人で集まりたいな」といったような歌詞がありました(その時涙が出てきそうになりました...)。

 

 

4人それぞれが別々の道を歩みだした最初の一歩。当時を知らない自分でも、このアルバムたちを聴くことによって、それぞれがどのような思いで、今後の音楽と向き合っていくかを感じられると思いました。

 

つくづく音楽は素晴らしいなと。