レコードの針を落とした瞬間

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賛否両論「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」レビュー

いきなりタイトルが長い...。タイトルが長い作品の言えば、インストロックバンドの「te'」の楽曲を思い浮かびますね(長いこと以外当てはまらない...笑)。

 

どうもリョウスケです。

 

最近、気になっていた映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」を見たので簡単にレビューをしようと思います。

 ~あらすじ~

超人気ロックシンガーのシンは声量、歌唱力共に驚異の声で圧倒的なパフォーマンスをしていた。しかしその実態は声帯ドーピングによるものだった。ある時シンは声の小さなストリートミュージシャンふうかと出会う。「音量上げろタコ!」とののしるが、ふうかをほっとけないシン。正反対の二人だが、シンの素顔を知っていくうちに距離が縮まっていく。そんな中、シンのレコード会社はシンの歌声を利用しある計画を企てていた。ふうかはシンを守るため2人で逃亡する。

 

感想

個人的に、はっきり言って面白くなかったです。

 

ネタばれになるので深くは書きませんが、ストーリーが単調で先が読めます。

 

そしてこれはコメディー映画なのでしょうか?いろいろ小ネタはありましたが、セリフや表現が独特すぎて笑いきれません(コメディーとしてみなければよかった)。

 

ここまでぼろぼろにこき下ろしていますが、良かった点もあります。

 

良いと思った点

世界観が独特

時効警察」「熱海の捜査官」などの良作を作った三木聡が監督を務めているので独自の世界観が強めです。おなじみのキャストで見たことのないような雰囲気が◎

 

豪華な劇中歌

冒頭シンが歌っていた「人類滅亡の歓び」はラルクHYDEが作曲、SUPERCARいしわたり淳治が作詞。最後にふうかが歌っていた楽曲「体の芯からまだ燃えているんだ」は作詞作曲があいみょん

 

カメラワークが独特

普通ここでこういうカメラワークはしないだろっていう場面が多々ありました。固定観念の払拭という点ではとても良い試みでした。

 

音楽関連の小ネタあり

音楽好きならニヤリとする小ネタが散りばめられています。

吉岡里帆が来ているT-シャツがAC/DCだったり、KISSだったり。「Brian eno」や「Gimme shelter」を使った言葉遊び。小峠のやっているパンクバンドがRamonesの「Blitzkrieg Bop」らしき曲を演奏していたり。

 

おわりに

つらつら書きましたが、上記点を楽しみに見るのもよし、吉岡里帆の可愛い演技を目当てに見るもよし、阿部サダヲのはっちゃけ具合を見るもよし。

賛否両論ありますがハマる人はとことんハマる作品だと思いました。