レコードの針を落とした瞬間

お気に入りの楽曲紹介や楽器、機材に関連する情報を発信する、音楽雑記ブログ。

モンスターと呼ばれたバンドたち


とうとうコロナウイルスに対して政府は本格的に対応し始めたようですね。オリンピックが延期になった途端、爆発的に人数が増えた感染者の報告、外出自粛要請。なんかもう政府が信用できなくなってきましたね。

 

はい、どうもリョウスケです。

 

今回はコロナウイルスも怯えあがるほどの見た目が強烈な、いわば”モンスター”と言われても過言ではないバンドたちを紹介します。

 

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イロモノ扱いされることもしばしばありますが、今回紹介するバンドはみなさん本気でやってます。キャラ立ちしていて、それぞれの世界観をもっているので、逆に自分なんかは派手なバンドほど好きになりやすいです笑。

 

 

The Misfits

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泣く子も黙るハードコアパンクバンド、The Misfis!バンドメンバーのみなさん、顔を白塗り(ガイコツをイメージ)、髪の毛を真ん中に垂れ下げた(デビロック)いでたちです。目の前で見たら震え上がるほど怖いことでしょう。ちなみにみなさんムキムキでレスラーみたいに強そうです。

 

気になるサウンドは、以外にもメロディアスでパンキッシュです。ELLEGARDENHi-StandardThe Back Hornなど好きな方は一発でハマると思います。

 

オーオーオーというコーラスを多用するのが特徴で、パンクでありながらとても個性的です。

 

初期の楽曲は、GUNS N' ROSESやMetallica、その他たくさんのバンドにカバーされています。上記、紹介した動画は初期の楽曲で、もっとも有名な曲のうちの一つです。盛り上がりすぎてギターと観客がケンカ寸前になっているところもパンクバンドらしくて、テンションが上がりますね笑。

 

元祖モンスターバンドですね!

 

KISS

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次にご紹介するバンドは、ミスフィッツよりも表舞台で活躍した、モンスターでありながらヒーロー的存在のバンドです。当時アメリカで爆発的な人気を誇り、知らない人などいないレベルの、本当のモンスターバンドです。

 

地獄から来た悪魔や愛の戦士、宇宙人、猫の怪物など、メンバーそれぞれがテーマを持っており、ヴィジュアル的にとても楽しめます。

 

外見にもっていかれそうですが、彼らの音楽はとてもキャッチーで品質の良い伝統的なハードロックです。この音楽性で、このルックス、人気が出たのもうなずけますね。

 

また、サウンドだけではなく、ライブパフォーマンスも圧巻で、ギター壊し、血を吐く、どデカい花火といったハチャメチャでかっこいいステージを作り上げています。

 

You Tubeではライブ映像がゴロゴロ転がっているので、気になった方はぜひいろいろ見てみると楽しめるかと思います。ライブでのおすすめ曲はRock and Roll All Niteです。カッコいい!

 

slipknot

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時代は変わり、マスクをするバンドも現れました。この恐ろしいマスク集団は9人編成のメタル(?)バンドです。

 

上から順番に読んでくれた方は映像見てびっくりするかもしれません。このバンドにコミカルな要素はほぼなく、とても不気味です笑。また、時期によって異なるマスクを着用しており、みなさん個性があり魅力的です。

 

サウンドはとても重く、ヴォーカルのシャウトがかなりキマっており、演奏レベルはとても高いです。また、アレンジも凝っており、ポップス界隈にも影響を与えるほどだとか。普段、激しいメタルを聴かない人でも安心して(!?)聴けるバンドだと思います。

 

ちなみにマスクは日本で調達しているという噂もありますが本当のところはどうなんでしょうか。

 

荒々しい音楽が好きな方は1st、2ndを、まとまっていてメロディアスな音楽が好きな方は3rd以降のアルバムから入るのがおすすめ。激しく頭降って聴きましょう!

 

wednesday 13

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個人的に好きなバンドwednesday 13。今回ご紹介した中では、知名度は低いものの、爽快なビートでコミカルに演奏される楽曲が魅力的。デスヴォイス感はありますが、楽曲がポップなのでとても聴きやすいです。

 

系統で言えば1番目にご紹介したミスフィッツと同じでなので、ミスフィッツを好きになった方ならこのバンドも好きになると思います。

 

メイクはマリリンマンソンに似ていますが、サウンドはまるで違います笑。明るい曲が多く、歌詞はともかく、希望があるようなメロディーラインが多いです。

 

ボーカルは、元slipknotのドラマー、joey jordison(ジョーイ・ジョーディソン)とMUDERDOLLSというバンドでも活躍しています。 

 

fact

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最後に和製モンスターバンドを紹介します。海外で先に人気となり、一時期は"逆輸入"という言葉で人気を獲得していました。MVでは、みなさん能面を着用し、独特な雰囲気の中、ハードでラウドなサウンドを奏でています。

 

癖になるメロディーと気持ちの良いギターリフ、怒涛のツーバスを踏むドラム、圧倒的に他のバンドとは完成度が違います(動画は中毒性が高いので注意です!笑)。

 

自分は高校の時にハマり、ギターの綺麗な音色に惹かれて、友達もこのバンドのギタリストが使っていたSchecterというメーカーのギターを使っていました(羨ましかった)。

 

ライブでは、素顔で演奏していますので、モンスターというのはどうかと思いますが、日本人ということでこのコラムで紹介しています笑。

 

まとめ

外見だけで聴く聴かないを判断するのはもったいないです。中身は同じ人間なので、今回紹介したようなモンスターたちも以外にもお茶目な一面を隠し持っています。怖いもの見たさで聴くのは結構。ただただ音楽が好きで聴くのも結構。ロックバンドでもただ楽器を奏でるだけではなく、みなさん工夫してそれぞれの世界観を形成しています。

たまにはモンスターたちの一生懸命奏でる音楽に浸ってみてはいかがでしょうか。

2000年代のガレージロック・リバイバルの旗手

 

コロナウイルスについての動向が気になるものの、自分の会社は在宅ワークなどしないで元気に運営しています(皮肉を込めて)。

 

どうもリョウスケです。

 

4月10日にあるバンドの新譜がリリースされます。約7年ぶりに本腰をも一度入れ始めたのか。the strokesというバンド。

 

今回はガレージロック・リバイバルの騎手、the strokesの紹介をします。

ストロークスは2001年にデビューした5人編成のロックバンドです。当時の人気は凄まじいもので、ロックンロールちっくなものが流行らなかった時代だったこともあってか、「ロックの復権」とまで言われたほどだったみたいです。

 

サウンドはLo-Fi感があり、声、ギター、ベース、ドラムの音しかしません(デジタル的なサウンドは一切排除されている)。まぁそれがロックの一般的な音なのですが、現代音楽でこんなシンプルなアレンジをしている人やバンドはあまりいません(特に日本では。なぜかって?それは売れないから。)。

 

とりあえず、一聴してくださいな。

 

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どうでしょう、みなさん。あまりピンとこなかったでしょうか。ここで何かを感じた人は今後ストロークスにズブズブのめり込んでいくことでしょう。
え、なんかあまりピンとこないなーって?そうですね。実際に私も最初はあまりビビっとはこなかったです。でも今は結構好きになって、ノリノリで聴いてます。

 

では、なぜ、聴き始めはあまりハマらなかったのに今はノリノリで聴いているかというと…

 

答えは、「わかりません」。

 

ふざけんなー!ここまで読んできてそれはないぜよ!!という声が聞こえてきそうなので補足させてください。

 

他のアーティストの魅力を言葉で伝えることは少なからずできますが、このストロークスはなぜ好きなのか、言葉で言い表すことが難しいです。

 

確かに、ギターの奏でる独特なメロディーやヴォーカルのしゃがれた声が魅力的ですが、人に勧める時には、そんな表現で伝えて良いものか、もっとどデカイ芯の部分の魅力がある気がして、でも言葉で言い表せない。

 

よく巷で聞く言葉は、「都会的なサウンド」です。ロックなのに、あんなにテキトーな感じで歌ってるのに、なぜかオシャレで都会的なんですよ。たぶん、都会的というのは彼らの出身地、ニューヨークから連想された言葉だと思いますけど、表現としては上手いなと。

 

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動画を見てて、思ったことはサウンドだけではないはず。そう、ルックス。なんでしょうか、この5人のイケメンな感じ。本当に羨ましい限り…笑。中でも1番のイケメンは、下手側(向かって左手)のEpiphone rivieraを弾く、ニック・バレンシーだと思ってる。
普段はあまりルックスについては言及しないのですが、なんかカッコイイからつい書いてしまいました笑。

 

じゃあ一体どのアルバムから聴くべき?

 

おすすめは
1stアルバムです!

 

いい意味での荒削り感、勢いはありますが少し落ち着いた感じのサウンド。アイディアと閃きを存分に発揮したアルバムです。ストロークスの中では、どの曲をシングルにしてもいいくらい、そして、アルバムとしてのまとまり感がある作品となっています。

 

さてさて、ニューアルバムはどんな作品に仕上がっているのでしょうか。先行に公開されたMVでは、今までのバンドサウンドではなく、70年代のシンセ感のあるアレンジとなっています。この曲がアルバムでどのような位置付けになるのか興味深いものですね。

 

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あんなアーティストがこんな曲を!?カバー曲特集Vol.1

お風呂に入ってから石鹸切れてることに気づく。しかも連日。最近は忙しくてあまり頭が回っていません。

 

どうもリョウスケです。

 

みなさんは少なからず一度や二度、あんな曲やこんな曲をカバーして演奏したいと思ったことはありませんか?

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今、バシバシ活躍しているアーティストもデビュー前はたくさんの曲をカバーしてきたかと思います。

 

60年代初頭のpopsグループは最初自分のオリジナルの持ち曲はありませんでした。みんな1stアルバムはカバー曲だらけ!なんてこともざらです。

 

今回はカバーされた人気曲にフォーカスを当て、紹介します。

(多分シリーズ化するのでVol.1としています)

 

 

まずはクラシックなナンバーから。

 

Roll Over Beetoven (1956)

1. Chuck Berry(オリジナル)

これは有名ですね。チャックベリーといえばこの感じ!という代表曲の一つですね。

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2. The Beatles (1963)

7年後、あのビートルズがカバーしました。2ndアルバム収録。原曲よりも軽快さが増しよりポップ感が出ました。ビートルズのロックンロール愛が感じられる演奏ですね。

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3. Mountain (1970)

ハードロックバンド、マウンテンがカバー。70年を象徴するかのようなハードなギターサウンドと軽快なキーボードが印象的です。重厚な低音が心地よいです。

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公式で発表されている中でも、まだまだたくさんのアーティストがカバーしています。それだけなじみのあり人気なナンバーなんですね。

 

Knockin' on Heaven's Door (1973)

1. Bob Dylan (オリジナル)

これもすごく有名な曲。ボブディランは歌詞がわかるとさらに楽しめる楽曲が多いですね。ノーベル文学賞を辞退しそうになったのも有名な話です(結局は受賞したみたいですけどね)。

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2. Eric Clapton (1975)

白人ブルースギタリスト、エリッククラプトンのカバー。レゲエ調にアレンジされており、曲そのものとマッチしている。ボブ違いでレゲエの発想を得たのか(そんなことないかー)。

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3. Guns N' Roses (1991)

ハードロックバンド、ガンズのカバー。ライブでは87年から演奏されてたみたいですが、音源化されたのは3rdアルバム発表時。イントロのスラッシュの12弦ギターアルペジオが印象的なクールな一曲に編曲されている。

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4. Aviril Lavigne

出ました、アヴィちゃんことアヴィリルラビーン。一番原曲に近いシンプルなアレンジ。綺麗に淡々と歌い上げるアヴィちゃん。これはこれで曲の捉え方が違うのも面白い。

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The Loco-Motion (1962)

1. Little Eva(オリジナル)

これこそ誰もが聞いたことがあるポップスの王道曲でしょう。この楽曲、作曲があの「つづれおり」というアルバムで有名なキャロルキングなんですね。

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2. Grand Funk (1974)

我らが暴走特急列車、The Grand Funk Rail Road(別名Grand Funk)のカバー。ハードロックバンドではありますが、アレンジは原曲を崩さずにポップス感あふれるナンバーに仕上げています。商業的に大ヒットしたのもうなずけるアレンジです。

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3. Kylie Minogue (1987)

カイリーミノーグのデビュー曲。ドラムのサウンドやギターのコーラスが80年代を感じさせるアレンジ。アイドルのデビュー曲ではよい選曲ですね。

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Talk Dirty to me (1986)

1. Poison(オリジナル)

パーティー大好き、モトリークルーよりポップで、商業ロック丸だしなポイズン。PVはバカそうだけど楽しそうで、一緒に踊りたくなるね!

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2. Children Of Bodom (2005)

最初聴いたときは、何かの間違いかと思った高三の夏。チルボドがPoisonをカバーするとは笑。これは単に影響を受けているのか、ふざけているのかわかりません。ただヴォーカルのアレキシのデス声とミドルの効いたギターの音は他のメタルバンドの一線を越えてたな。

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3. Reel Big Fish (2009)

スカロックバンドのリールビッグフィッシュのカバー。すっきりとしたサウンドで、どことなくビーチを感じさせるようなサーフ感。これもこれで原曲とは異なるパーティー感があって面白い。

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sweet dreams (1983)

1. Eurythmics(オリジナル)

新興宗教といったら語弊があるけど、なんか異様な雰囲気を醸し出す名曲。歌詞自体はシンプルで、「Everyboby lookin' for something」がこの曲の要約部分だと思ってる。厚みのあるシンセサウンドが心地いい。

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2. Marilyn Manson (1995)

1995年。狂気の沙汰。あのマリリンマンソンがこの不思議な名曲を自分の世界観へ塗り替えてリリース。こちらはユーリーズミックスとは違う異様さ。不気味すぎる。あ、でもマリリンマンソンにとって不気味、異様、おどろおどろしいは誉め言葉だった笑。

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時代を超えてやってきた邦ロックユニット?!

 

コロナウイルスを気にしすぎて、電車のつり革、手すりを触らないようにしていますが、結局、バランス崩して触ってしまうリョウスケです。

 

今回は日本で今活躍しているロックユニット(またユニットだ笑)を紹介します。

 

その名もGLIM SPANKYです。

ギターヴォーカルの 松尾レミさんとリードギター亀本寛貴さんという布陣で現在、活動中です(お二方は長野出身で結成後に上京したカタチですね)。

 

気になるサウンドは、もうクラシックロック。しかもロックを歌うために形成されたような歌声。ベクトルは違いますが、superflyの越智さんの歌をはじめて聴いた時と同じ衝撃を受けましたね。

 

ブルースロック感はイメージほどないですが、70年代初頭のハードロック感はバリバリ感じられます。レスポールでかき鳴らすような音圧のあるサウンドです。それでいて歌メロはちゃんとJ-POPなきれいなメロディーです。

 

そして特筆すべき点は、歌詞と勢いのある演奏ですね!

レミさんの可愛らしい容姿とは反対に、ギャップのあるトゲトゲした攻撃性のある歌詞。これは1stアルバムによく表れています。デビューしたてで、「絶対に成功させてやる」という気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

 

勝ち抜くまで終わらない今日を

片付くまで変わらぬ景色を

見えぬ未来へ投げ捨てる事は

許されないんだ

            焦燥/松尾レミ 

 

PVはシュールレアリズム的な表現がおもしろいですね。

 

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聴くだけではない音楽のたのしみ方。


先週、徳島県へ出張してきたんですけど、地元のおじいちゃん、おばあちゃんの運転が過激すぎて殺されそうになりました。

 

どうもリョウスケです。

 

今回は共有というより、みなさんで考えてみたい議論があります。

 

それはズバリ…「音楽のたのしみ方」です。

 

最近では、スマホタブレットを使用し、サブスクリプションサービス(定額制)で色々な音楽がすぐに聴けるようになりました。全く便利な世の中になったものですね。

 

かく言う私もAmazon primeを利用しています。

 

昔では考えられませんでした。すぐに、なんでも聴ける時代。

 

どうでしょう、みなさん。

 

便利っちゃ便利ですが、少し味気ない気がしませんか?

 

昔は、ショップへ行き、レコードを漁る。お気に入りのジャケットを見つけ、購入(ジャケ買い)。家までの帰り道は早く聴きたくて早歩きで帰る。このウキウキ加減、想像するだけでも楽しそう。。。プレーヤーを持ってない人は友達の家に押しかけ、一緒にレコードを楽しむ。

 

なんと、温かみのあるストーリーでしょう。

 

別に、「昔は良かった症候群」に陥ってるわけではありませんよ!逆に、前向きに捉えればいいんです。

 

今、みなさんは様々な媒体で音楽を聴くことができるのです。スマホ、CD、テープ、レコード。まだどれもこの世から消えてはいません。みなさんは自由に選べるのです。そう、フリーダムです!

 

自分は、流行りの音楽はサブスクで仕入れ、気に入ったアーティストのアルバムはCDで聴きます。また、60年代、70年代の音楽はレコードで聴くことが多いです。

 

こんなことができるのは現代だからです。

 

みなさんも、お気に入りの音楽はサブスク以外で聴いてみると案外楽しいかもしれませんよ?

 

レコードの大きいジャケットは圧巻です!

 

では!f:id:psy-K:20160218195731j:plain