無国籍な世界観を持つ男、David Sylvianとは
どうもリョウスケです。
今回は無国籍な世界観を持つDavid Sylvianというアーティストについて紹介します。
まずこれを聴いてみて!
百聞は一聴にしかず。まずは全盛期の楽曲を紹介します。
この特徴的な低音のヴォイス、浮遊感のあるサウンド、独特なコード進行。メジャーやアンダーグラウンドとは違った独自の路線を歩み続けています。
坂本龍一と親友
かつてDavid Sylvianが在籍していたバンド「JAPAN」はエレクトロなサウンドを取り入れていました。というのも世界的に活躍したYMOに影響を受けた面が少なからずあるからです。
坂本龍一とDavid Sylvianの方向性が同じだったのではないでしょうか。それからDavid Sylvianは坂本龍一に連絡を取り親交を深めていきました。
かの有名な日本その他各国の合作映画「戦場のメリークリスマス」という映画。そのサウンドトラックで使用された「Forbidden Colours」はお二方の共演された楽曲です(バッキングはMerry Christmas Mr.Lawrenceですが、それにDavid Sylvianがメロディーと歌詞を添えたもの)。
HYDEも影響を受けている
L'Arc~en~CielのHYDEもDavid Sylvianに影響を受けています。ラルクに在籍中にはその影響もあまりイメージできませんが、HYDEのソロはまんまDavid Sylvianです笑。
歌い方がそっくりですよね。あの低音ヴォイスもDavid Sylvianからだったみたいですね。
ちなみに自分はHYDEが大好きで、ルーツをたどったらDavid Sylvianに行きつきました。好きなアーティストのルーツ探しは新しい発見があるから楽しいですね^^
David Sylvianおすすめアルバム
これはずばり「Secrets of the Beehive」です。
今回紹介した「Orpheus」や「Forbidden Colours」が収録されています。
全体的にアコースティックな楽曲で構成されています。透明感のあるピアノ、粘りのあるウッドベース、乾いたもの悲しさのあるアコースティックギターの音色がDavid Sylvianの美しい低音ヴォイスと組み合わさり、異国情緒のあふれたアルバムになっています。
個人的にお気に入り楽曲は#1の「September」と#6の「When Poets Dreamed of Angels」です。サウンド一つ一つが綺麗で聴き入ってしまいます。
アンビエントミュージックやヒーリングミュージック感覚で聴けるので耳にも優しい笑。
他にもアンビエントミュージックと歌もののミックスアルバム「Gone to Earth」や西アジア感のあるこれまた異国風な楽曲がまとめられた「Dead Bees on a Cake」、とてもダークでちょっと恐怖さえ感じるアルバム「Blemish」などなど、キャラクターの濃いアルバムを発表しています。
それぞれとても聴きごたえのあるアルバムですが最初は比較的ライトでキャッチーな「Secrets of the Beehive」から聴くことをお勧めします。