夕暮れ時に聴きたいレゲエアレンジのJ-popをご紹介
どうもリョウスケです。
本夏も近づいてきましたね。そんな季節を迎える前に、レゲエテイストのJ-popをまとめてみました。
今回はビーチで陽気なあんちゃんが歌い踊るようなものではなく、しっとりと落ち着いたレゲエ(Lovers Rock)アレンジのされた楽曲をご紹介します。
中島美嘉 / 永遠の詩
おとぎ話に出てきそうなファンタジーテイストが印象的なMV。
レゲエ歌手のフレディーマクレガーの息子がイントロのMCを担当しています。
ストリングスを豪華に使用したLovers Rockですが、イントロや間奏のメインテーマはブラス、空白を埋めるベースはまさにレゲエそのもの。J-pop × レゲエといったお互いの良さをうまくクロスオーバーさせた楽曲ではないでしょうか。
中島美嘉は他にも「接吻」や「My sugar cat」、「恋しくて」などのレゲエアレンジナンバーを歌っています。
力強い歌というよりは、独特なビブラートやギリギリ高い音程で歌うことによるエモーショナルさが持ち味ですね。
唯一無二の歌声でたくさんの人たちを魅了してきたアーティストの一人です。
GLAY / ひとひらの自由
コーラス+ディレイのかかったギターのメロディーが印象的なナンバー。
GLAYにしては珍しいレゲエアレンジ。
「愛」という広い意味を持った歌詞が胸を締め付けます。ギター&リーダーのTAKUROさん、いい仕事しています。こんなテーマの曲を書かせたら右に出る物はいないんじゃないかってくらい悲しくて愛おしい楽曲になっています。
MVでは、アーティストの衣装は自前とか、派手な映像はないとか、着飾らずに「この音楽を聴いてほしい」という熱意が伝わってきます。V系時代から考えたら素晴らしい成長っぷりです。
一時期は事務所と著作権関係で揉めていたようですが、今は落ち着いたみたいで伸び伸び活動しているようです。
cocco / 強く儚いものたち
cocco、2ndシングルのレゲエアレンジナンバー。
ゆったりした曲調にしては過激な歌詞で、人の「絆」は永遠ではないことを歌っています。なぜこんな歌詞が書けるのか、天性のものなのでしょうか。
わざとだとは思いますが、リズムも形式もレゲエですが、なぜかレゲエっぽさがない笑。おそらく歌メロやcoccoの歌自体がバックサウンドさえも自分色に染めてしまっているのでしょう。
個人的にCD音源よりも音の輪郭がはっきりした上記ライブ盤のアレンジのほうが好みです。
L'Arc~en~ciel / wind of gold
ラルクの2ndアルバム収録のラテンナンバー。
この曲だけはLovers Rockといっていいのかわかりませんが、個人的にラルク大好きなので紹介します(一応リズムはレゲエ調です)。
イントロはギターのみで始まり、アウトロはドラムのみで終わる、なんともさみしさ全開の楽曲。CD音源のみですが途中、カラスの鳴き声のようなSEが入っているのが印象的です。夕暮れ感がイメージされます。
レゲエは結構明るいイメージがあると思いますが、この楽曲は初期ラルクのメランコリックな空気感が全編通して漂っています。
それにしてもtetsuyaの弾くベースはレゲエ感が全くなく、独自のラインを構築しています。聴いていてちょっと楽しいです。
現在ではこんなもの悲しい曲もあまり発表しないので、ハマった人は1st、2nd、3rdアルバムをお勧めします。